
田辺由美から合格指南のメッセージ 創刊号

JSA呼称資格認定試験受講者の皆様。
さあ、今年もいよいよ認定試験の季節がやってきました。2006年度の認定試験の日程は、一次試験が8月28日(月)、二次試験はワインアドバイザーとワインエキスパートが9月19日(火)、ソムリエが10月2日(月)と発表されています。約7ヶ月後、晴れてバッジを手に入れられる様、共にがんばりましょう!
*とりあえず自分にあった簡単な入門書を読破*
さて、ご存知のように認定試験合格の為にはたくさんのことを暗記しなければなりません。それも耳慣れないフランスやドイツの村や畑の名前、ワイン用語や舌をかみそうなシャトー名、品種名や川の名前…などなど。まずそれらの難関に取組む前に、ワイン入門書といわれる類の本を一冊読破してみてください。そのときは覚える必要はありません。気楽に、ワインでも飲みながら呼んでみてください。ワインについてのアウトラインを理解しましょう。
*では、身近な課題から覚え始めましょう*
本格的に試験勉強をはじめると、はじめに難関が横たわっています。栽培、醸造、ボルドー、ブルゴーニュ。ここでいきなり挫折してしまう方も少なくないと思います。昨晩2時間かけて覚えたボルドーの格付3級を、今朝起きたら半分も言えない!覚えたそばから忘れてしまう…こんな嘆きもよく耳にします。でもあまり気に病まないで下さい。試験直前にもう1度覚えるときには最初のときよりも簡単に頭に入るはずです。繰り返し書く、繰り返し聞く、繰り返し見る、(“繰り返し言う”という方がいて、家人におかしくなったのでは?と心配されたというエピソードも聞いたことがありますが)など記憶の方法は人様々ですが、この“繰り返し”により一時的だった記憶がしっかりとした記憶へと変わっていくのです。まず何か課題を一つクリアしてみましょう。栽培・醸造用語、メドックの格付、ブルゴーニュのAOC・グランクリュ、ドイツ、イタリアDOCG、どこからでも構いません。自分の好きなワイン産地から始めるのはどうでしょう。それにより勉強にはずみをつけましょう。だんだんと覚えることが楽しくなってきます(本当です!)。
*試験に受かることだけが目的ではありません*
2005年度の試験は、易しい問題と難しい問題、深い理解が必要な問題が混在していました。近年の傾向として、本当の理解を試す問題が増えてきています。重要なのは、ワインの基本をきちんと勉強し理解することです。まず理解しそして覚えてください。これから取組むワインの勉強は、試験のためだけでなく、ワインをビジネスにする方、またこれからワインビジネスに関わろうという方、そして、一流の愛好家には知っておいて欲しい事柄なのです。合格発表後、良く耳にする受験生の言葉があります。「これでやっとワインのスタートに立てた気がします。」そうです。合格はゴールではなくスタートなのです。
《認定試験合格のための課題・3月》
1.ワイン入門書を読む
参考書籍
「知識ゼロからのワイン入門」弘兼憲史 幻冬舎
・・・「課長 嶋耕作」の作者のワイン本。
マンガ形式でわかりやすくワインの基礎知識が書いてある。
「ジャンシス・ロビンソンの世界一ブリリアントなワイン講座」
ジャンシス・ロビンソン集英社文庫
・・・こちらはもう少しアカデミック。
ワインの基礎知識を広く深く解説している。
「葡萄は語る」Sopexa
・・・フランス食品振興会が発行しているフランスワインの本だが、栽培や醸造についても詳しく書いてある。
2.単語帳を作る
・通勤途中や空き時間に使える様、単語帳を作成。
・品種名から赤品種or白品種、栽培地域、別名(及び別名の地域)交配品種などが分かるようにする。(P17〜19)
・醸造用語、原語でその意味が分かるようにする。(P20〜22)
3.白地図を作り、位置を確認しながら覚える
・フランス全域10箇所のワイン産地及びその産地の品種、主要都市、主要な川(P29)
・ボルドー(P34)
- 3つの川の位置
- メドック・グラーヴ・ソーテルヌ・サンテミリオン・ポムロール地区の確認と各地区の主要品種及びタイプを把握
- 各AOCとそのタイプ
・ブルゴーニュ
- シャブリ、コート・ドール、コート・シャロネーズ、マコネー、ボジョレの位置を把握(P43)
- シャブリ・グランクリュ(P43)、コート・ドールの村の位置とそのタイプ(P45)、クリュ・ボジョレ(P50)
- コート・ドールの地図にグランクリュとそのタイプを書き込む
4.テイスティング対策
・テイスティングノートの作成。ワインを飲んだら、ワイン名、ヴィンテージ、品種、価格、外観、香り、味わいなどを必ず記入。
・3月は白ワインだけを飲む。特に、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、リースリングの違いが分かるようにする。
*文中のページ数は(例:P40 )は「田辺由美のワインブック 2006年版」に対応します。
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