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ボルドーヴィンテージの話

2006年から1998年までのボルドーのヴィンテージ詳細です。

2006年
収穫日:
-
評価:
☆☆☆☆ カベルネ・ソーヴィニョンの年
サマリー
開花期の5月後半から6月上旬に掛けては2005年よりもむしろ晴天に恵まれ、メルロは7月23日にヴェレゾンが観測されました。8月に入ると急に気温が下がり記録的な冷夏となりました。8月の下旬より気温が上昇しましたが、9月の中旬に豪雨がありました。成熟の早いメルロを早めに収穫し、熟成の遅いカベルネ・ソーヴィニョンは十分熟したぶどうを9月下旬に収穫できました。
カベルネ・ソーヴィニョンは深く濃い色合い、凝縮感があり複雑で果実風味があふれるワイン、右岸のメルロは果実味が多く、タンニンと酸の豊かな味わいが感じられました。
7月までの好天はぶどうの生育には最高で糖度は十分に上がり,8月の冷夏によって酸の減少の心配が無くなり収穫を迎えることが出来ました。9月上旬に収穫の始まったソーヴィニョン・ブランに関しては雨の影響も受けず、品質のよい白となりました。
甘口
10月に湿気と乾燥期が交互にもたらされ、ボトリティス・シネレア菌の繁殖が広がり、十分な糖度と酸度とのバランスがとれた典型的な高品質の甘口ワインとなりました。
2005年
収穫日:
-
評価:
☆☆☆☆☆ 並外れた優秀な年
サマリー
とても偉大な年です。日照に恵まれ、暑く乾燥していましたが、酷暑というほどでもなく、夜は気温が下がりました。このためバランスの良いヴィンテージとなり、収穫量もほどほどでした。完璧に熟したぶどうは、糖度が上がり、すばらしく力強い果実味で、見事な酸も含んでいます。赤ワインは、タンニンが締まっていますが滑らかです。左岸も右岸も、カベルネもメルロも全般的にうまくいきました。
滑らかで丸く、色もとても濃いです。まれにみる豊満さで、黒い果実の強烈なアロマを伴い、ストラクチュアは絹のようにしなやかで、すべてが繊細です。メルロは特に果実味がしっかりとしていて濃密。カベルネはアロマが複雑でストラクチュアが溶け込んでいます。
とてもアロマが豊かで、桃、アプリコット、トロピカルフルーツなどの果実が主体です。熟度と酸、爽やかさが見事にバランスの取れているワインです。
甘口
見事です。純粋なアロマが特徴で、強烈な香りには、新鮮な果実、トロピカルフルーツ、柑橘類などが感じられます。味わいも完璧なバランスです。1947年と比べることのできる素晴らしいヴィンテージです。
2004年
収穫日:
-
評価:
☆☆☆ 良い年
サマリー
天候は全般に穏やかでしたが、8月の長雨など、やや懸念されることもありました。しかし6月と9月の気温は、過去30年平均を上回りました。9月はぶどうの成熟に好条件で、このヴィンテージでは大切なことですが、収穫量をコントロールできたところは、ぶどうがとても良く凝縮していました。
タンニンがしっかりとしたストラクチュアで、丸みがあり、豊かで複雑な中に、果実のアロマが重なり合って現われています。古典的なボルドーのスタイルに戻りました。
果実味豊かで、花のようで、繊細でエレガント。適度な爽やかさを伴い、余韻も長いワインです。
甘口
ぶどうの収穫時期によりますが、とてもアロマが豊かなものがあります。
2003年
収穫日:
9月2日
評価:
☆☆☆☆ とても偉大な年
サマリー
信じられないほどに例外的な年でした。8月の酷暑は、1893年以来のものでした。ぶどう畑での作業日程と収穫日程は、完全にずれてしまいましたが、桁外れに素晴らしいヴィンテージとなりました。
とても色が濃く、力強く、タンニンも豊富です。果実のきれいなアロマを感じ、ストラクチュアも複雑です。早くから楽しめるでしょう。
とてもアロマが豊かで、豊満、厚みがあり、余韻も長いワインです。
甘口
アロマはとても複雑で、味わいには厚みがあり、なめらかで、爽やかさとエレガントさが感じられます。とてもうまくいったヴィンテージです。
2002年
収穫日:
9月23日
評価:
☆☆☆ 品質にばらつきのある年
サマリー
湿った涼しい夏でしたが、9月に暑くなり乾燥したため、成熟の遅れを取り戻し、かびの広がりを止めることができました。選果と醸造技術により、この難しい年のぶどうが持つ品質の可能性を最大限引き出すことができました。
全体的に良い出来です。特にカベルネ・ソーヴィニヨンは、豊かで力強く、調和が取れています。
ほど良い強さのアロマで、ある種の爽やかなストラクチュアを伴います。
甘口
品質にばらつきがあり、平均的なレベルです。最も早熟な区画のものはとてもうまくいっています。
2001年
収穫日:
9月25日
評価:
☆☆☆ 甘口の良かった年
サマリー
冬と春の初めに特に雨が多い年でした。5月から8月は気温が上がり、湿度が高くなりました。9月は雨が多かったため、収穫の時期を選ぶのが難しくなりました。その後10月にインディアン・サマー(晩秋の小春日和)が続き、甘口ワインは、ボトリティス・シネレア菌がうまく広がりました。
品質にばらつきがありますが、とてもフルーティーで、色が濃く、タンニンが豊富で、濃密でバランスのとれたストラクチュアを伴うワインです。
爽やかで、魅力的なアロマを伴う、とても良い品質のワインです。
甘口
世紀のヴィンテージか?」という考えには意見が分かれるところですが、これほど素晴らしい自然からの贈り物はめったにないでしょう。
2000年
収穫日:
9月20日
評価:
☆☆☆☆☆ 桁外れに優秀な年
サマリー
黒ぶどうが完璧に熟すことができた夏のおかげで、赤ワインは桁外れに良い年(exceptionnel)となりました。10月に雨が降ったせいで、甘口ワイン向けに白ぶどうを過熟させることは難しい状況でした。
とても色が濃く、タンニンが豊富で、厚みがあり、とても心地よく、強く爽やかなアロマを伴うワインです。言い換えれば、偉大な年です。
全体的に良い出来です。この年の辛口白ワインは、そのアロマの繊細さを余すところなく表現しています。
甘口
量が少なく、品質も不確実な年です。
1999年
収穫日:
9月25日
評価:
☆☆☆ 品質にばらつきのある年
サマリー
早熟で豊作の年で、ぶどう畑での作業がぶどうの品質を左右しました。
ほど良く凝縮し、アロマのバランスが良いワインです。
アロマが素晴らしく豊かでテロワールのフィネスが現われています。
甘口
アロマがとても複雑で凝縮したワインです。
1998年
収穫日:
9月23日
評価:
☆☆☆☆ とても偉大な年
サマリー
発芽が早く、開花も早く一様に広がりました。8月が特に暑く乾燥していたおかげで、ぶどうは成熟し、アロマが豊かになりました。9月に雨が降りましたが、ぶどうの品質にはほとんど影響はなく、生産者もよく手入れをしたので、8月に得たものを維持することができました。
美しい色。きれいな果実味があり爽やか。タンニンは濃密でバランスが良いワインです。
アロマが豊かで、爽やかです。 口の中に広がる豊かさはテロワールにより異なります。
甘口
アロマがとても複雑です。味わいはエレガントで凝縮していて、ローストしたような、柔らかなニュアンスや、きれいな果実味を伴います。
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